「キャリアアップさせてください!」

皆さん、こんにちは。

 

株式会社エルロン

 

ビジネスマインド向上・外国人人材入社研修担当講師の加藤です。

 

 

前回は「空気を読む」という文化についてお話ししましたが、

 

今回のテーマは、

 

外国人社員の方の深刻なお悩み

 

「キャリアアップの考え方」についてご紹介します。

 

 

メルマガでもご紹介しましたが、

 

希望の業務ができずに、

 

転職を考えている人材が多くいます。

 

 

「関係ない雑務が多い」

 

「自分の専門とは関係ない業務をさせられる」

 

「ジョブローテーションなんて聞いてない」

 

このような声をよく耳にします。

 

 

これを聞いて、

 

「ちょっと待った!」と思う日本人社員も多くいらっしゃると思います。

 

「そもそも“雑務“ではないし、関係ない仕事と思っているのはあなただけ」

 

「ジョブローテーションには意味がある!社員のためにやっている」

 

確かにその通りだと思います。

 

 

そこで、今回は外国人社員側の意見をもう少し紐解いて行こうと思います。

 

外国人社員は日本人社員より

 

どうしてキャリアアップへの意識が強いのでしょうか。

 

それは、彼らの国(地域)が、弱肉強食社会だからです。

 

 

過去のブログで私のアメリカでの経験を書かせていただきましたが、

 

一部の国(地域)では、

 

隣に座っている同僚も全員ライバルなのです。

 

 

社内で凄まじい数字の奪い合いが行われます。

 

 

そして、次の期に上司の成績を抜くことも可能ですし、

 

後輩に抜かれることもあります。

 

 

みんな一緒に支え合おう」

 

みんな一緒に成果を出そう」

 

という、日本の社会で育った私は、

 

精神的にも適応するのに時間がかかりました。

 

 

この「逆」が、今、

 

日本で働く外国人社員に起きています。

 

 

競争社会で生きてきた人たちが、

 

急に、

 

「みんなで頑張ろう」

 

「一緒に上を目指そう」

 

と言われても、焦りしか感じません。

 

 

外国人社員の目には、

 

そのスピード感、個々のキャリアアップへの意識の違いが

 

もどかしく映るようです。

 

 

個人プレーで頑張ってきた人が、

 

チームプレーに急に切り替えるのは難しいものです。

 

 

私も、日本へ帰国後、最初に就職した会社で、

 

「私は定時内で業務を終えたのに、

 

どうして仕事が遅い人の手伝いをするために残業しないといけないのか」

 

理解ができませんでした。

 

 

 

 

そして、「ジョブローテーション」も、離職を考える大きな理由の1つです。

 

 

ジョブローテーションの最大のメリットは、

 

・個々の適性を見極め、社内人事が行える

 

・新しいスキルを学び、マルチスキル社員を育成できる

 

ですが、

 

私がこれを外国人社員に伝えたところ、

 

「大学の時から専門を極めてきたのに、こんな大事な事を勝手に決めて欲しくない」

「スキルは自分で磨いていくもの」

 

「私が仕事を選ぶ立場であって、契約後に業務を変えられるのはおかしい」

 

という、なんとも厳しいお言葉を頂きました。

 

 

これは日本人社員、外国人社員双方の

 

説明不足が原因のようですね。

 

文化は個人単位で異なりますから、

 

「話し合い」が一番大切ですね。

 

 

今年はコロナの打撃を受け、

 

人材の動きが鈍くなりましたが、

 

日本も優秀な人材を取り逃さないよう

 

変わる時期かもしれません。

 

 

 

 

今回のブログは2020年最後のブログとなります。

 

 

年明けからも、

 

日本で働く外国人人材のお声をお届けしたいと思います。

 

 

最後までお読み頂き、ありがとうございました。

 

 

よいお年をお過ごしください。